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主に学んだことの備忘録を書いています。

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城西国際大学 紀尾井町キャンパスの一階中庭が見える吹き抜け

城西国際大学 診断士養成課程 入試対策02 願書の記入事項どうすんの?編


願書を取り寄せて中身をよく読むと、志望理由書(Ⅰ〜Ⅴ)と課題のために準備する文章量がかなりあることがわかります。

志望理由書の用紙の行数(課題は字数)を羅列していくと

  • Ⅰ.卒業論文の概要(学術論文、学術活動報告等を含む) 17行
  • Ⅱ.本研究科、専攻・分野を志望する理由 26行城西国際大学大学院経営情報学研究科
  • Ⅲ.本研究科、専攻・分野終了後の希望・計画 5行
  • Ⅳ.入学後の研究計画(研究の中心テーマ、課題、研究背景、研究成果の検証方法を具体的に記述してください) 24行
  • Ⅴ.職務上の成果の概要 5行
  • 中小企業診断士登録養成課程課題 「景気回復下における中小企業の課題と中小企業診断士の役割」1200~2400字 以下、課題

となります。最後のⅥは課題で、用紙は特になく字数制限がありました。Ⅰ〜Ⅴ、課題まで、私は送られてきた用紙は使用せず、すべてWordで作成した文章をプリントして出願しました。学生募集要項の冊子の出願書類のページに記載の、志望理由書の欄には「*ワードで作成した文書を添付してもよい」と記載があるため手書きをするところはかなり少ないです。

それでは、順番に私が書類の準備にやったことを書いていきます。


 

Ⅰ.卒業論文の概要(学術論文、学術活動報告等を含む) 17行

卒業論文については、私の通っていた薬学部では、卒論教室という文系で言うゼミのように一つの教室に属しますが、私が卒業論文として提出したのは、夏休みの海外研修先(UCSFなど)のレポートなどでした。

そのため、どちらかというと論文というより研修レポートという感じでした。これとは別に、外部の医学部の研究室に1年生からお世話になり、虚血小脳の研究をしていたため、そのAbstractの日本語訳に専門用語の解説を付けたものを提出することにしました。

なので、この論文を探すところから始まりました。

Ⅱ.本研究科、専攻・分野を志望する理由 26行

これについては、個人個人のバックグラウンドなどがあると思いますので、それを根拠に志望のきっかけを書き、さらに、城西の特色であるIT・ロジスティクス・国際化の3つを発展させて志望動機を書けばよいと思います。

私も何も取っ掛かりがない中、何を書けばいいのか迷ったので、文章の構成を記載しておきます。

  1. 診断士を目指す最初のきっかけがあった。=目標ができた。
  2. その目標を達成するため診断士になる、または、なるまでの過程の学びが必要と判断した。
  3. しかし、いわゆる受験勉強だけでは学べないことがあることにきづく。
  4. 貴校で学び、受験だけでは獲得できない⚪︎⚪︎な知識とノウハウを習得する。
  5. そして、目標を達成=最終的になんらかの社会貢献につなげたいと考えています。

このような文章にすると納得感が高いと思います。

ちなみに、本研究科、専攻・分野というのは、城西国際大学中小企業診断士登録養成過程の場合は以下の表のとおりです。

志望研究科専攻研究分野
経営情報学研究科起業マネジメント専攻(修士課程)中小企業診断士登録養成課程

 

Ⅲ.本研究科、専攻・分野終了後の希望・計画 5行

これは、Ⅱと関連性が高いです。習得した知識・ノウハウ(場合によっては人脈)を用いて、やりたいことをする。という流れで書きました。5行と短いので、方向性だけで良いと思います。

Ⅳ.入学後の研究計画(研究の中心テーマ、課題、研究背景、研究成果の検証方法を具体的に記述してください) 24行

Ⅱ、Ⅲをさらに掘り下げて、得たいと感じている知識・ノウハウを習得する、あるいはやりたいと思う社会貢献を実現するためには、どんな課題があって、その課題に気づいた理由が背景になると思います。検証方法は、課題がクリアできるための客観的なデータをどうやって集め評価するかを書けばよいと思います。

しかし、特にⅡ、Ⅲと関連して書けとは書いてないので、そっちとは分けて興味があることを書けばよいかもしれません。

Ⅴ.職務上の成果の概要 5行

ここは、Ⅳの「検証方法」と関連させて、成果を客観的なデータとして、⚪︎⚪︎を任せられた何期で、売上⚪︎⚪︎円、増加率⚪︎⚪︎%など具体的に書けばよいと思います。

売上で書きにくければ、コストや、成約件数などでもよいと思います。やはりMBAに入学するための成果と問われているので、「⚪︎⚪︎なイベントを企画・運営し、たくさんのお客さんにありがとうと言ってもらえました。」などではまずいと思います。

「集客率の向上のための、季節限定イベントの企画・運営を行い、顧客動員数⚪︎万人、前年度比120%、売上増加率140%を記録しました。」など具体的数値で書くべきだとおもいます。

Ⅵ.中小企業診断士登録養成課程課題 「景気回復下における中小企業の課題と中小企業診断士の役割」1200~2400字

ここも、とても迷いました。まず、景気回復下が今のことを指しているのか、この課題の設定(ケーススタディのような)なのか判断が難しかったのと、具体的な施策として公的な施策を書くべきかどうかなどで、書き始めが難しかったのです。

しかし、書いているうちに、どちらにせよ診断士に求められていること、景気回復というチャンスの場合の市場が求めていることなどを考えながら、中小企業白書を参考に書いていきました。というより、何度もなんども読み込みました。面接での背景知識としては、この中小企業白書の内容が役立つので是非読み込んで下さい。

2400字以上書いて、文章をスリムアップしようとしていたら、1200字までもなかなか行かずに最終的には1300字くらいだったと思います。

と、このように書類を整備し提出しました。

 

中小企業白書を読み込むと、現在の中小企業が置かれている立場や、国が採ろうとしている施策など具体的な数値や施策名で言葉にできると、面接では評価が高いと思います。

もし、中小企業についての知識が希薄だと、

「中小企業を元気にして、日本の経済を元気にしたい。」

などの、( ゚д゚)ポカーン 続出のぞっとするような子供っぽい返答をしてしまうかもしれません。
「言いたいことはわかるんだけど、勉強不足だよね。でも、自分でもわかってるよね。」という返答を防ぐために、しっかり中小企業白書を読んでいきましょう。
面接についての、具体的な対策や当日の雰囲気などは、次回以降に書いていきます。


城西国際大学 診断士 登録養成課程 入試対策記事

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