WordPress アドレス (URL)の中のURLを変えるなよ!!・・・と言ったのに。

やっちまったな。
WordPressには、ダッシュボードの中にいじってはいけない場所があります。
それは、設定→一般設定の中にある、
WordPress アドレス (URL)
ここを変えると、ログイン画面がでなくなり、ダッシュボードを表示することもできなくなるだけでなく、サイトそのものの表示もおかしくなります。
今回は、その時の対処法をメモ。
この対処法には、2通りあって、それを理解するために簡単な解説をします。
WordPress アドレス (URL)を通常の管理画面で変更すると、データベースその内容はデータベースに残ります。
なので、解決策の1つはデータベースを書き換えることです。
もう1つは、WordPressフォルダ内にある、wp-config.php に
define('WP_SITEURL','WordPressのフォルダが存在する正しいURL');
を、記述することです。
こちらの方法は、データベースに優先されて読み込みされるので、データベースの方が間違ったままでも wp-config.phpに記述されたものが表示されるようになります。これで読み込まれたURLで表示された管理画面で、設定→一般設定にいくと、WordPress アドレス (URL)の欄は管理画面から操作できないようになります。
さて、それでは1つ目の
データベースを書き換える方法
です。
レンタルサーバの場合は、コントロールパネルからデータベース設定を開きます。
データベースの管理ツールなどの表示で、phpMyAdminのログイン画面へのリンクを探します。
phpMyAdminにログインしたら、以下の画面が表示されると思います。
左のカラムに作成したデータベースがいくつか出てくると思います。(1つしかサイトを使っていなければ、通常1つ)ここの該当するデータベースを選択すると、次の画面が表示されます。
書き換える場所は、該当のデータベース内の wp_options です。もし、接頭辞(wp_)を変更していれば、最後に options が付いているテーブルを書き換えることになります。で、操作のところの赤丸のアイコンをクリック。すると、次のページが表示されます。
やっと、書き換えたいデータがでてきました。 wp_options の中の、 siteurl の編集ボタン(えんぴつ)をクリックすると次の画面になります。
この画面が表示されると、赤四角のところに、WordPressの管理画面で入力してしまった、誤ったURLが表示されます。これを、書き換えて作業完了です。
さて、ここまでいくと、「あれ?URLあってるじゃん」となりませんか?
URLがホームページのトップページになっている場合は、WordPressの置いてあるフォルダのURLに書き換えてみてください。FTPソフトで正しい場所を特定すればいいのです。
次に、2つ目の方法の
wp-config.phpに追記する方法
です。
こちらは、FTPソフトや、レンタルサーバのコントロールパネル内のファイルマネージャーなどを使って、
WordPressフォルダの最初の層にある、 wp-config.php ファイルに
define('WP_SITEURL','WordPressのフォルダが存在する正しいURL');
を追記するだけです。場所は、どこでもOKです。まあ、最後の行にでもわかりやすく書いておきましょう。
作業が正しく完了すると、データベース内の間違ったURLが読み込まれた後に、 wp-config.php 内に追記した文字列が読み込まれ優先されます。
そのため、管理画面にログインできるようになります。しかし、先ほど書いたとおり、管理画面上でのWordPress アドレス (URL)の編集ができなくなります。やらないからいいけど、特殊な設定で使用する場合があるかもしれません。
どちらの方法でも、やり直しが聞くので元に戻したい場合は、1つめのデータベース書き換えの方法。WordPress アドレス (URL)の編集をしたくない場合は、2つめのphpに追記する方法を選択すれば構わないと思います。
参考:https://backyard.chocolateboard.net/201112/wordpress-url-change