本を音声で読んでもらう方法。
前回の記事の「走るし、本を読むようになった。」の続きです。
前回は、「音声で聞いてから、活字で読む」から、たくさん本を読めるようになった。
という内容でした。この中で、「音声で聞いてから」の部分で、どうやって音声で読むかということについて、今回の記事でご紹介しようと思います。
「音声で聞いてから」を実現するために、すでに販売されているオーディオブックを利用するのが一番手っ取り早いのですが、これには幾つかの障害があります。私がすぐに思い浮かぶのは、
1、活字でも読みたい場合に、一つの本に倍以上のコストがかかる。
2、品揃えの多い、FebeやアマゾンのAudibleでも取り扱いのない本が沢山ある。
です。
1、のコストについては、あまり本を読まない方にとっては一番気になる点かもしれません。しかし、2のそもそもオーディオブックがないというのは、音声で聞けないじゃんということになります。
そこで、音声の商品がなくても「音声で聞いてから」を、実現する方法を紹介します。
この方法は、iPhoneやiPadの「音声 読み上げ機能(画面の読み上げ 機能)」を利用します。
まず、音声で用意されていない本の形態として、
1、Kindleなどの電子書籍
2、紙の本
の2パターンが想定されます。
ここで、紙の場合は、自炊してPDFなどの電子データにしてOCR認識を行い文字データを起こします。この時点で、PDFデータも電子書籍と同じ方法で「音声 読み上げ機能(画面の読み上げ 機能)」の利用が可能です。
それでは、「音声 読み上げ機能(画面の読み上げ 機能)」の設定のご紹介をします。
目次
1、まず「設定」を開きます。そこで、「一般」をタップします。
2、次に「アクセシビリティ」をタップします。
3、そして、「スピーチ」をタップします。
4、「画面の読み上げ」をタップし、オンにします。
5、この状態で、Kindleか、PDFであればGoodreaderなどのアプリで閲覧画面にし、2本指で画面の上端から下方向へスワイプしてください。
6、失敗すると、「読み上げ可能な内容が画面に見つかりませんでした。」と表示されますが、成功すると下の画面のように読み上げメニューが表示されます。ここで、再生/停止、読み上げのスピードを調整できます。
「音声 読み上げ機能(画面の読み上げ 機能)」の不便な点として、画面ロック状態にすると、画面端まで読み上げたところで再生が止まってしまうというところですが、何かしながらの“ながら読み”を行う時は古いiPhoneなどで画面ロックされない状態にして、通常使用のiPhoneの電池切れの回避をするなど工夫が必要です。
「音声 読み上げ機能(画面の読み上げ 機能)」の機械的な声については、はっきり言って1冊聞けばすぐ慣れます。アルファベットなどは、英語発音で読み上げてくれるので、ちょっと面白いです。
活字を読む前の、頭の下地として捉えるといいかもしれません。オーディオブック自体に慣れている方は、興味があるところで「むむっ!」と、自然と聴き入るので是非お試しを〜。
*iPhoneやiPadがない場合は、テキストをフリーの読み上げソフトに読み上げてもらったり、それを録音してスマホで聞いたりする方法もあります。
次回は、「音声 読み上げ機能(画面の読み上げ 機能)」を使ったさらに効果的な読書について書く予定です。
次の記事はこちら「もっと効果的に本を音声で聴く。」
本を読むシリーズ
走るし、本を読むようになった。
本を音声で読んでもらう方法。
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本を読んだら自分専用のデータベースを作る。-2
スギヤマです。
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