MBAを卒業し中小企業診断士1年目を振り返る。その2
MBAを卒業し中小企業診断士1年目を振り返る。その1
の続きです。
昨年(2017年)1〜2月に申請書に取り掛かり、受託した調査事業について、こちらもどのように依頼を受けたかという話についてです。
これは、本当にたまたま
- ある企業Aが「業務が煩雑なので受発注システムを入れて省力化したい」という要望を受けていた。
- 大学院の先生に「IT導入補助金についての質問」をこちらからしていた。
- あるITベンダーのB社に、システムについての質問をしていた。
上記は私が動いていたことだけど、A社側からもB社の受発注システムについてすでに説明を受け、資料をもらっていました。また、大学院の教授は調査事業について、私にやってみないかと提案があり、B社にも同様の提案をしていました。そして、A社、B社もともに繋がっていたため、自分の会社はアドバイザーとして、この2社とともにコンソーシアムを組み調査事業に申請することになったのです。
偶然が重なり、運命のようなものを感じて、これは絶対やってみたいという気持ちになり、かなり力を入れて申請書を作成した。
どのようにしたら、調査事業に参画できるかについては、
- 各方面に資格ややってみたいことについて言って回る
- フットワークの軽いベンダーと知り合いになっておく(HPから質問するだけでもいいと思う)
- 経産省やITコーディネータ協会のようなところに属する先生と予定のある事業について聞いてみる
こんなことをすると、調査事業に参画できるかもしれない。
また、調査事業とはどんなものかは、それぞれ違うと思うけど、私の経験した中で印象的だったもののうち大変だったのは、業務日誌などの記録が大変、事前に立てたスケジュール通り進まなくても超過した分は費用が出ない、プロジェクト期間中は費用は一旦持ち出し、かと思う。
日誌については、当たり前かもしれないけど事細かに記録したし、スケジュールについてはいろんな調整で超過した。プロジェクト費用は特に、今回はグローバルなプロジェクトだったこともあり、飛行機代などできつかった。人件費(小さい企業なら自分の給料)がプロジェクト終了後に入るので、幾らかは会社に貯めておかないと受託後にキャッシュがなくなる。
と、まあ、上記に書いたネガティブ部分以上の得るものがあったのは言うまでもない。
そもそも、補助金の申請サポートやコンサルティングについても、実績紹介に書きにくい業態であるため、このような公的でさらに国の公開資料に乗ること自体が駆け出し中小企業診断士に取っては信用力の面で大きなメリットになります。実際に、プロジェクトの推進能力は一気に向上すると思います。
特に海外でのやり取りや、今回特に離島に近い僻地に出向いて行ったプロジェクトだったため、フライトの遅延に伴う乗り継ぎ不能時の対処については、プロジェクト外だけどサバイバル能力がついたと思います。非英語圏でのチケット取り直し、払い戻し請求や、急な夜中のホテルの手配など一人取り残されて、PCのバッテリーが少ない中で行うという感じ。。
実際のプロジェクトの推進については、簡単に言えばプロマネ的や、まさにITコーディネータ的なことがメインとなっていました。
で、話はかわり、この1年間の間にも国(経産省)の方向性がかなりITやコネクテッド・インダストリーに傾いてきたと感じています。
ドイツのIndustry4.0、日本のSociety 5.0、経産省のコネクテッド・インダストリーと国が方向性を指し示す中で、AI、Iot、ビッグデータの活用、ドローン、ロボットなどがすでに社会に浸透し始めていて、その技術の境界がなくなり始めていると感じています。
よく目に入るITサービスは次々とAPIなどで連携が可能となり、さらにそれを簡単にするプラグインが出たり、IFTTTなどのサービスで自動化ができたり、バックグラウンドが非IT系だとしても応用可能なサービスが増えたように思えます。
また、これらIT系の知識や、コミュニケーションのための英語も必要な場面が多々ありました。これも偶然ですが、米国人の友人や他海外の友人がたくさんできた一年でもありました。
英語を勉強し直すためにも、海外の友達とIT系のテーマでLanguage Exchangeの合宿をしようかと思っています。興味のある方は教えてください。
ということで、内容がバッラバラになってしまいましたが、1年くらいぶりのブログでした。
この1年はITと英語を頑張ろうと思っています。
スギヤマです。
主にガジェットいじりに関わる記事を投稿します。
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